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酵母菌の基礎知識と腸内環境を改善する役割まとめ

2016/07/25 知識 美容
この記事は約 9 分で読めます。

酵母菌と聞くと、ビールやワインの発酵には欠かせない菌のことですが、実際に私たちの体にどんな影響があるのか、詳しく知っている人は少ないです。

そこで、生活には欠かせない身近な酵母菌が、私たち人間にどのように役立っているのか、酵母菌にはどのような効果があるのか、わかりやすく説明していきます。

 

酵母菌ってそもそも何???

 

酵母菌というのは、微生物の一種であり、カビの親戚でもあります。カビの親戚と聞くと驚かれる方も多いかと思いますが、カビは私たちにとって有害な腐敗をさせてしまう菌ですが、酵母菌というのは、私たち人間にとって有益な「発酵」をしてくれる菌たちのことです。 例えば、身近な酵母菌が利用されている諸君として、パン酵母やビール酵母などがあり、さまざまな食品の加工菌として使われています。

 また、腸活でよく目にするヨーグルトはもちろん、キムチにも酵母菌はたくさん使えわれています。 こういった食品は「発酵食品」と呼ばれ、私たちの腸にいい影響を与えてくれます。

そういった食品に対して酵母は、「発酵」という働きを促す作業をしています

また、健康的な効果だけでなく、発酵という働きは、 ヨーグルトや納豆、パンなどを食べてみるとわかるかとおもいますが、酵母菌が食べ物の旨みを増してくれます。

最近は家庭でのパン作りも流行っていますが、 パンの生地に酵母菌を混ぜて、冷蔵庫でねかす(発酵させる)と、 酵母菌の働きによってパンが倍ほどに膨らみます。これは酵母菌の発酵という働きのもので、パンは酵母菌のおかげで、フワフワでもちもちの食感をだすことができるのです。小麦粉と水を混ぜただけでフワフワなパンはできませんもんね。

 これは一例ですが、このように酵母菌は私たちの生活に密接に関係しています。

そして、この酵母菌はヒトの体の中にも存在しています。これは耳にしたことがあるという方も多いかと思いますが、いわゆる「酵素」と呼ばれるものです。酵母菌は酵素の源のようなものだとされています。

酵素とは、体内で消化や吸収、代謝の働きをしてくれるもので、酵素が働くからこそ、アミノ酸やビタミンなどの栄養を吸収し、エネルギーに変えて、身体を動かすことが出来ます

 酵素と酵母は体内で重要な存在であり、どちらかが欠けると、人は生命維持活動ができなくなってしまいます。 体内の酵母菌の代謝物から、酵素は生まれる為、酵母がなくなれば酵素の働きもストップします。 

体内での酵母菌の働きは、食品に対する働きと同じで、糖分をアルコールやガスに分解すると言うものです。 人も酵母菌を摂取すれば、糖質を分解してくれて、カロリーの吸収を抑えることが出来ます。 

また、酵母菌には、体内での整腸作用もあります。腸内での酵母菌は、『善玉菌』として働きます。 善玉菌と悪玉菌のバランスを整えて、腸内の環境を整え、血液の流れさえも良くしてくれます

関連:腸内細菌まとめ|善玉菌、悪玉菌、日和見菌がわかる菌活入門!

 酵母菌を体内に取り入れるということは、そういった効果や酵母菌の働きを得るという事であって、 健康やダイエットに良いとされています。

 身近な例でいうと、ビールでお腹いっぱいになるのは、炭酸の影響だけではなく、ビールに含まれている酵母菌の働きによるものだといわれています。

 酵母菌が糖質を分解する時に創り出すアルコールや炭酸ガスが、満腹感に影響しているそうです。 そして、酵母菌に含まれているミネラルの一種である「クロム」という成分が、空腹を抑える効果があるそうです。そんな働きを考えると、酵母菌というのは、私たちの生活には欠かせない、菌ということです。

 

酵母菌によって得られる効果とは???

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酵母菌は食品に活用されていますが、この酵母菌はどのような効果があるのでしょうか。酵母菌の代表的な効果をご紹介していきましょう。

  • 糖質の吸収を抑制する効果

現代は、糖質を多く摂取しがちな食生活といわれています。糖質の過剰摂取が長期間続くと、血糖値を上昇させ糖尿病を引き起こす原因となったり、糖質が脂質に変化して蓄積され、肥満を招く原因となります。 酵母は、食べ物に含まれる糖質をアルコールと炭酸ガスに分解します。この働きにより、食事中の糖質を体内で吸収される前に分解することで、糖質の過剰な吸収を抑制して肥満を予防したり、血糖値の上昇を抑制する効果があります。 また、酵母には過剰な糖質を分解することで、体内での消化・吸収を助ける働きもあります

 

  • 便秘を改善する効果

酵母には、腸内で糖質の消化・吸収を助ける効果があり、食物繊維も含まれています。 酵母が消化を助けることで、腸内に余分に残る食べ物の残りカスが発生しにくくなります。 また、食物繊維は人間にとって不要な物質の吸収を妨げ、便として排泄させる働きや、水分を含んで膨張し腸を刺激することによって腸のぜん動運動を盛んにし、食べ物の残りカスをすみやかに体外に排出する働きがあります。その他、食物繊維は善玉菌を増やす作用もあるため腸内の環境を整え、便通を改善する効果があります。

 

  • 免疫力を高める効果

酵母に含まれるβ-D-グルカンには、免疫力を向上させる効果があります。β-D-グルカンは特にビール酵母に豊富です。β-D-グルカンには、血液中に存在し体内に侵入した異物に対して攻撃する働きを持つ、マクロファージやナNK細胞を活性化する働きがあります。そのため、酵母を摂取することで免疫力を高める効果が期待できます

 

  • 疲労回復効果

酵母には、ビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB群は、摂取した栄養素を代謝し、エネルギーに変える働きがあり、細胞の新陳代謝に必要不可欠です。 炭水化物 (糖質)の代謝過程では、その反応をスムーズに促すために酵素が働いています。酵素が働くためには、その働きを助ける補酵素が必要です。酵素に含まれるビタミンB群は、吸収されたのち補酵素に代わり、代謝を促す働きをしています。 炭水化物 (糖質)は、体内で消化されてブドウ糖まで分解されると、小腸から吸収されます。ブドウ糖は、血液によって全身の細胞に運ばれ、体を動かすエネルギーのもととして使われます。 また、ビタミンB群は補酵素となってたんぱく質や脂質の代謝を助ける働きがある大切なビタミンです。 酵母はこれらのビタミンB群の働きによって、体内でエネルギーを生み出し、疲労を回復させる効果があるといえます。

 

酵母菌の摂取方法とは???

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健康効果も期待できる酵母菌ですが、どのように摂取すれば、より効率的なのか、酵母菌の摂取方法をご紹介します。

サプリメント

もっとも多いものが、サプリメントといえるでしょう。酵母を含んだサプリメントには、特にビール酵母サプリというのが多いようです。 ほかに、さまざまな酵母を混ぜたサプリメントが市販されているようです。 また、酵母の効果をより強く発揮させるために、別の成分と組み合わせたサプリメントもあるようです。 酵母菌をそのまま摂取できるので、カロリーを気にせず摂取できます。

摂るタイミング

 食後というものもあれば、空腹時というものもあります。 空腹時というものの理由としては、酵母を水で飲み込むことでお腹が膨らみ、満腹感が得られて、その後の食事の量が減るから、というのがあります。 また酵母にはクロムというミネラルが含まれていて、これが空腹感を抑えるはたらきをするそうです。 食後に摂るというものの理由には、糖分の問題があります。 食事を摂ると、当然体の中の糖分の量も増えます。 その状態のときに酵母を摂ることで、血液の中の糖分を分解し、糖分が脂肪として蓄えられることを防ぐから、ということです。 また、食後のほうが腸を整える作用もよくはたらくようで、消化不良をさまたげ、お通じをよくしてくれるようです。 自分がどの効果を期待するかで分けるのがおすすめです。また、選んだサプリメントの指示書のとおりに飲むようにしたほうがよさそうです。

ビール酵母は飲みにくいのか

ビール酵母は、麦とホップとを発酵させ終えたあとの酵母を取り出して、それらを洗ってようやく作られるものだそうです。なので、ビール酵母には独特の苦みがあるといわれています。 しかしこのビール酵母も、オリゴ糖を混ぜることによって、飲みやすくなるそうです。 オリゴ糖は腸の中で、善玉菌であるビフィズス菌を増やし、腸のはたらきを活性化させるはたらきをします。 腸内環境を整えるはたらきは酵母にももともとある作用なので、オリゴ糖と混ぜると飲みやすいうえに健康にもよくなるので、ビール酵母が苦手なかたにはお勧めです。酵母を含んださまざまなサプリメントが市販されています。 飲むタイミングは個人差もあるでしょうが、サプリメントによっても異なるようです。 また、特に有名なビール酵母は、オリゴ糖と混ぜて摂ることで苦みも減り、効果も強くなるようです。

 

注意酵母菌を摂取するときは3つの注意点があります。

1つ目は、酵母菌は熱に弱いということです。

酵母というものはそもそも微生物です。 生きものである以上、人間と同じように、過ごしやすい温度というものがあります。 酵母がもっとも活躍しやすい温度は、大体25℃前後だといわれています。 酵母が生きられる最低温度は-10℃で、それより低い温度になると、徐々に死滅してしまいます。 逆に酵母が生きられる最高温度は60℃です。 しかし温度が下がったときよりは死滅する速度がゆっくりで、長い期間生存していられるそうです。 酵母とはそういう生きものなので、あまりに暑い場所で保管したり、冷凍室に入れてしまったりしてはいけないので注意しましょう。

2つ目は、ダイエットサプリメントとしての注意点です。

「おならやゲップが増えた」という口コミがいくつか見られます。これは、酵母の持つはたらきである、糖質の分解のせいです。酵母は腸の中で糖質を分解するときに、炭酸ガスを発生させます。 まずこれが「ゲップ」の原因です。 特に糖質の多いものを食べたときにこういう症状がよく現れるようですが、どちらも酵母がはたらいている影響です。多少のがまんが必要になるかもしれませんので、あらかじめ注意しておいてください。

3つ目は、ビール酵母についてです。

ビール酵母には、ほかの酵母に比べてたくさんの効果を持っています。 その中のひとつに、すい臓から分泌されるホルモンである、インシュリンが上がるのを抑えるという効果があります。 インシュリンには血糖値を下げるはたらきがあります。ですから、もともと血糖値が低い人がビール酵母を摂ろうとする場合は気をつけましょう。

 

酵母菌はダイエットや健康効果のある有益な菌です。摂取すると腸内で善玉菌として働きます。ぜひ、食品やサプリメントから積極的に摂取しましょう。

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