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悪玉菌の基礎知識と腸内環境を改善する役割まとめ

2016/07/18 知識
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chou (9)

悪玉菌の基礎知識

腸活のときに必ず最初に耳にするワードに「悪玉菌」というものがあります。

悪玉菌って何?と聞かれると、多くの人はなんとなく体に有害な菌というイメージしかないのではないでしょうか。しかし、悪玉菌はもっと奥深い役割があります。そんな悪玉菌が全身に及ぼす影響や、自分の腸内フローラが悪玉菌に占領されていないかチェックして、悪玉菌について学んでいきましょう。

 

そもそも悪玉菌とはどういう菌のこと??

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悪玉菌とは、善玉菌とは全く逆の働きをするもの、つまり、体にとって有害な働きをする腸内細菌のことを「悪玉菌」と呼びます。腸内環境を悪化させる菌の総称であり、代表的なものでは大腸菌、ウェルシュ菌、ブドウ球菌、腸球菌、連鎖球菌などがあります。これらの悪玉菌が異常繁殖することによって、腸内環境はたちまちに悪化します。腸内の内容物を腐敗させ、硫化水素やアンモニアなど、腐敗物質とよばれる物質を作ります。そして、ガスや悪臭のもと、つまりは臭いおならを作り出すわけです。

臭いおならやうんちは大腸菌が腸内で異常繁殖している証拠となります。この有害物質が腸から体に入り込んだらどうなるでしょうか。たちまち、細胞のがん化や老化を引き起こす原因となります。

また悪玉菌の中には微弱ながらも、病原性、いわゆる下痢などの症状を引き起こすものもあるので、注意が必要です。

 

悪玉菌って本当に悪者???

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ここまでの説明を聞くと、悪玉菌は排除して、善玉菌をしっかりと摂取しよう!となるかもしれませんが、この悪玉菌に属する菌が腸内で悪さをするのは、異常繁殖したときだけです

実際、悪玉菌は、異常繁殖したり、私たちの免疫力が著しく低下していなければ、大きな悪さをすることはありません。実は、「ちょい悪菌」という名称の方がちょうどいいくらいです。

実はこのちょい悪菌、つまり悪玉菌の働きも私たち人間の体にとっては大切なのです

腸内細菌は、縄張り争いをしながら腸内に存在しています。争うのは主に、働きが正反対の菌、つまり善玉菌と悪玉菌です。実はこの腸内細菌どうしの争いは、腸内環境において非常に大きな意義があります。

関連:善玉菌の基礎知識

というのも、ライバルがいる環境では、「負けてたまるか!」という競争心が生まれ、善玉菌が大きく成長してくれます。善玉菌ばかりではサボってしまうのですが、悪玉菌がいると、刺激となり、活性化します。そして縄張りを奪われてはいけないと、頑張ってくれるのです。

また、悪玉菌の代表でもある大腸菌は、食中毒を引き起こすO-157といった病原性大腸菌が腸内に侵入してくると、いち早く動き出し、外敵の増殖を抑えてくれます。大腸菌がもし腸内にいないと、病原性大腸菌による食中毒を防ぐことができません。つまり善玉菌がよい働きをするには、悪玉菌の存在が欠かせないということです。

しかし、この悪玉菌を働かせて優位にさせてしますのが、私たち人間が原因です。甘いものや脂っこいものを食べ過ぎたり、食物繊維をあまり食べないと、悪玉菌はたくさん悪さをします。しかし、食物繊維をしっかりと取ることで、悪玉菌は「ちょい悪菌」のままでいてくれます。

食物繊維には水溶性と不溶性の2種類があります。腸内細菌の好物は水溶性食物繊維です。例えば、わかめ、昆布、モズク、メカブなどの海藻類や、ゴボウ、キャベツ、オクラ、かぼちゃなどの野菜類もおすすめです。さらに、納豆やきのこなど豆類やアボカド、バナナなどの果物には、水溶性食物繊維が豊富に含まれています。コンニャクもおすすめです。

関連:腸内環境を整える!腸に良い食べ物13選!

悪玉菌をちょい悪菌にしておくためには、毎日こういった食材を意識して摂取することが、とても大切です。

 

脂っこいものがなかなかやめられないのは悪玉菌のせい!??

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毎日おいしい脂っこいものをついつい好んで食べてしまいがいですが、それは本当にあなたの意志でしょうか。もしかしたら、それはあなたの腸内フローラの中の悪玉菌によってコントロールしているかもしれません。というのも、私たちが好きな食べ物を食べていますが、腸内フローラが実はコントロールしている可能性があるからです。私たち人間も気がつかないうちに、腸内フローラの悪玉菌にコントロールされているのかもしれません。

 

あなたは大丈夫?悪玉菌が大量に繁殖していないかチェックしてみよう!!

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悪玉菌が繁殖しているかも…と不安に思った方に簡単にできるチェックポイントがあります。1つでも当てはまると、腸内の悪玉菌がたくさん増えている可能性があります。

  • 便やおならが臭い下痢をしやすい
  • ニキビや吹き出物ができやすい
  • お腹がいつも張っていて気持ち悪い
  • 顔色が悪い

1つでもあてはまったあなたは、腸内環境が悪化して、悪玉菌が異常繁殖している可能性があります。さらにすべて当てはまってしまった方は非常に危険なので、本来あるべき腸内環境に変える、腸活をおすすめします。

 

悪玉菌が異常繁殖することによって引き起こされる症状とは??

便秘

便秘の症状はひとそれぞれではありますが、健康な人は毎日便を出しています。しかし、現代人のほとんどは、毎日便がでている人の方が少なく、毎日便がでている人の方が珍しいというくらいではないでしょうか。中には週に1度は便が出ているので、大丈夫だという人がいますが、それは完全に便秘という病気になっています。

便秘の一番の問題は、便が排出できないことです。人が魚やお肉を食べると、腸へ運ばれ、栄養を吸収されます。しかし、腸内は37度で維持されているため、どんどん発酵が進みます。そして善玉菌に発酵されればいいのですが、悪玉菌によって腐敗されてしまうと、腸内に腐ってしまった食べ物がたまるようになります。善玉菌によって発酵されて、外に排出されれば、問題ないですが、そのまま1週間近くも腸内にとどまってしまうと、いつまでも腸の中には腐ったものがある状態が続きます。さすがにそれは体にとってよくないことが理解できるかと思います。そして、悪玉菌が進み、どんどん便秘が悪化します。悪玉菌が異常繁殖している証拠です。

 

肌荒れ

あまりご飯を食べていないにも関わらず、なぜかいつも顔が吹き出物やニキビだらけで、スキンケアを一生懸命しているのに効果が全く表れないと悩む方が多いです。この肌荒れは女性だけでなく、男性にも悩んでいる人が多いです。その肌荒れの原因もまた、乱れた食生活が引き起こす、悪玉菌が異常繁殖している証拠です。

悪玉菌が腸内で優勢となり、善玉菌が劣勢になっています。すると、悪玉菌はどんどん腸内でアンモニアや硫化水素などの有害な物質を発生させます。そして、それは血管を通じて、体に吸収します。そして、肌にその有害物質が、肌を酸化させてしまいます。本来であれば酸化した物質は排出されるのですが、されないと、体に再吸収されて、肌荒れという体にとってよくない作用を引き起こします。

やっかいなことに腸内環境が悪化しているので、外から美容液を与えても一時的な解決にしかならず、根本的な解決にはなりません。悪玉菌が異常繁殖して有害物質が発生しているので、肌からも有害物質を出そうとし、肌荒れが起きてしまうのです。なかなか改善肌荒れもまた、悪玉菌が異常繁殖している証拠です。

 

お腹のはり

お腹がはって気持ち悪いといつも悩んでいる方がいますが、これもまた、腸内フローラが乱れ、悪玉菌が異常繁殖していることが原因です。

お腹のハリの一番の原因は悪玉菌が発生させる「有害なガス」です。アンモニアや硫化水素といった物質はいわゆる食べ物が腐ったときに発生するガスです。この有害なガスが大量に発生することによって、お腹がいつもはっていて、気持ちが悪いという状態をつくります。健康な人の腸の人は、善玉菌が活発に活動し、悪玉菌の活動を抑えてくれます。ですから、腸内で物が腐ることもなく、有害なガスが発生することもありません。ですが、悪玉菌の活動が活発な腸内では、どんどん有害なガスが発生しているので、外に出せない分は、体内に吸収するしかなくなります。そうなると、さらに有害なガスが巡りめぐってきます。体は比較的細いのに、お腹だけポッコリしている方が多いですが、これもまた悪玉菌が大量に発生し、腸内環境が悪化している兆候の1つです。

 

体調不良

とくに熱があるわけでも、風邪の症状があるわけでもないのに、体調が悪いときが続くようであれば、腸内環境が悪化し、悪玉菌が異常繁殖している可能性があります。

体調が悪くなる原因としてまず挙げられるのが、先ほどから説明している、悪玉菌が異常繁殖することによって発生する、有害なガスのせいです。血液を通して体内に吸収されます。この有害なガスがアンモニアや硫化水素ですから、当然体内の組織にとっては害しかありません。細胞を酸化させたり、がん化させてしまうこともあります。さらに、腸内環境が良好な人は免疫力が強いです。免疫力と腸内環境もまた、密接な関係があります。最近の研究によって腸内細菌が、免疫を制御する細胞に大きな影響を与えていることがわかりました。つまり腸内環境が良好な人は、腸内細菌によって、免疫をコントロールできているのに対し、悪玉菌が異常繁殖してしまった腸内環境の方は、免疫システムが暴走し、コントロールができない状態に陥っていますそして、体のいたるところに炎症が発生し、体の不調として表れてきます。しっかりとご飯を食べて、寝ているつもりでも、悪玉菌が異常繁殖して、体調不良として、症状が出ている可能性があります。

 

まとめ

  • 悪玉菌は体にとって有害な働きをする腸内細菌のこと
  • 悪玉菌も異常繁殖しなければ問題なく、体に有益な作用をもたらす
  • 悪玉菌を抑え、善玉菌をしっかりと増やして、腸内環境を正常にたもつことが大切

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