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腸と軟便・下痢の関係とは。腸内環境の悪化が原因かも。

2016/04/30 健康
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おなかの調子がなかなかよくならなくて悩んでいる方が大勢いるかと思います。特におなかのトラブルで問題となるのが「軟便」と「下痢」です。通勤途中の電車で突然の腹痛に襲われたらどうしよう、大切なプレゼンの前になぜかおなかが急に痛くなる、学生さんでも学校に行く前に、いつも腹痛に襲われて、軟便と下痢に悩まされているという方も大勢います。そんな軟便と下痢はどうして引き起こされるのでしょうか。

そんな軟便と下痢の原因や注意すべき下痢症状、そして、軟便と下痢を改善するための、腸内環境について詳しくご紹介していきます。

 

軟便と下痢とはそもそもどんな状態?

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私たちのからだから排出される便は、日々の健康を表しています。便は硬すぎても柔らかすぎても、健康とはいえません。健康な便というのは、70~80%程度の水分を含んでいます。しかし、この水分量は体調によって変化していきます。腸内環境に悪化によって、腸に便が何日もたまり、宿便となり、硬い便となり排出困難になる、いわゆる便秘に悩む人もいれば、腸で水分が多く給されてしまい、水分が80~90%を占めてしまうと、いつもより軟らかい状態となり「軟便」となります。さらに、90%を超えて液状になった状態を「下痢便」というふうに分類されます。

 

どうして軟便や下痢になってしまうの?その原因は?

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私たちの体は健康的であれば、腸は「ぜん動運動」をしながら、栄養や水分を吸収した後の残りを便として肛門に送る働きをしています。ちなみに、私たちの体の腸を通過する1日の水分量はなんと約9リットルにも及びます。そして、その99%は腸で吸収され、わずか1%の水分が便に含まれると、理想的な便となります。

ところがこの腸のぜん動運動が何らかの原因で活発になってしまうと、腸の内容物が早く腸内を通過してしまいます。そのため、便となるはずの内容物は十分に水分を吸収できません。また、腸本来がもつ水分吸収力が低下している場合や、腸からの水分分泌が増えてしまった場合は逆に便が健康な状態よりも、水分を吸収してしまいます。腸の水分調節がうまく機能しないと、腸の中の水分量が増えてしまい、軟便や下痢便となってしまうのです。

過敏性腸炎と呼ばれる方は、このように腸がストレスなどによって過敏にぜんどう運動をしてしまい、腸の水分調節がうまくできずに、軟便や下痢の症状を引き起こすとされています。

 

下痢や軟便は怖い病気が隠れている可能性があるので注意!!

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普段から下痢や軟便に悩まされている方も多いかと思いますが、下痢や軟便で注意しなくてはならないのが、その背景におそろしい病気が隠れている可能性があります。激しい下痢の場合は、自己判断では命を落としかねない、非常に危険が高いことがあるので、下記に1つでも当てはまる方はすぐに、専門の医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。

 

気をつけなくてはいけない便の状態

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便の色はいつもと同じ、液状またはペースト状態

日常的に起こりがちな冷え、ストレス、食あたり、水あたり、消化不良などによる下痢です。市販の下痢止め薬を服用することをおすすめします。

□ 便に血が混じっている 

ほとんどが大腸の病気による出血で、大腸の炎症や潰瘍による疾患の可能性があります。痔が原因による出血もあります。また、赤痢、O-157などの感染による重篤な食中毒の疑いもあります。医療機関での受診が必要です。

□ 便に粘液が混じっている

下痢の時は腸の粘膜が傷んでいるので、粘液が混じってくることがよくありますので、食あたり、水あたり、消化不良・冷え・ストレスによる下痢と考えられます。 しかし、粘液の量が多い、粘液便が続く、血液が混じっている場合には医療機関で受診してください。 

□ 便が黒っぽい

食道、胃や十二指腸など上部消化管での出血があると、黒っぽいタール便になります。胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんの可能性が考えられますので医療機関での受診が必要です。

□ 便が白い液状

米のとぎ汁状の下痢はコレラ特有の症状です。また、乳幼児での白色の下痢はロタウイルスによる可能性があります。医療機関で受診してください。 

□ 吐き気・嘔吐がある

食あたりの場合には、吐き気・嘔吐を伴う症状もあります。重篤な症状でなければ、まずは市販の下痢止め薬を服用することをおすすめします。 

□ 発熱がある

重篤な食中毒による下痢の可能性があります。医療機関で受診してください。 

□ 発疹が出ている

アレルギーによる下痢の可能性があります。原因となる食べ物は控えてください。 

□ 下痢止め薬を4~5日服用しても改善しない

下痢止め薬を服用しても改善しない場合は、器質的な疾患の可能性があります。医療機関で診察してください。

  

それぞれにあてはまった場合は様子をみたりすぐに医療機関を受診して、医師の指示に従うようにしましょう。また、感染症による下痢はなるべく早く体の外へ病原体を排出させるために、下痢がおきています。ですから安易に下剤を飲んでしまうと、かえって重篤な症状を引き起こし、命に危険が及ぶこともあります。いつもと違う激しい下痢はすぐに医療機関を受診しましょう。

 

タイプ別下痢の症状を知っておこう!

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下痢には大きくわけて、急性下痢と慢性下痢があります。自分の今の下痢がどちらのタイプか知っておきましょう。

急性下痢とは?

急性下痢は、今までなんともなく、おなかなんて痛くもなかったのに、突然の腹痛が起こる下痢のことをさします。

急性下痢の症状は、どんなに長くてもおよそ2週間以内に落ち着きます。病原体が原因でなければ、たいていの場合は、食べ過ぎや飲み過ぎ、寝冷え、冷たいものの摂り過ぎなどが原因であることがほとんどです。

急性下痢の場合は、原因がわかりやすく、ほとんどの方が経験したことがある下痢と言えます。

また、食中毒、O-157やノロウイルスなどウイルス感染が原因で起こる下痢も急性下痢に含まれます。先ほどの非感染症の下痢よりも症状が重く、腹痛の他に発熱や嘔吐を伴うこともあり、1回の排便で症状が良くならないことが特徴です。感染症の急性下痢は脱水状態に陥りやすいため、専門の医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。

 

慢性下痢とは

一方慢性下痢は、下痢症状が2~3週間以上続くものです。慢性下痢症状のおよそ7割は、非感染性でストレスによる「過敏性腸症候群」が原因といわれています。腸は脳の影響を受けやすい臓器であるとされています。そのため腸は、ストレスの影響を受けやすく、とてもデリケートな器官です。試験の前や大事なプレゼン前など緊張によるストレスでよくおなかが痛くなる方は、この慢性下痢と呼ばれるタイプになります。

ただし、慢性下痢にも注意しなくてはいけないことがあります。それはおそろしい病気が隠れていることがあります。

大腸がん、潰瘍性大腸炎、ポリープなどの病気が原因の場合も慢性下痢になるとされています。

こういった病気は健康な腸の機能が損なわれるため、下痢になります。この場合は、原因となる病気を治療することが第一です。症状を悪化させないためにも、「おかしい」「いつもと違う」と感じたら早めに専門の医療機関を受診しましょう。さらに、下記のような下痢の症状がある場合は大きな病気が隠れている場合があります。早急に医療機関を受診するようにしましょう。

  • 体重減少と伴う下痢:甲状腺疾患、悪性腫瘍など
  • 血便/消化管悪性腫瘍など
  • 粘血便/難治性炎症性腸疾患など
  • 便秘下痢を繰り返す/消化管悪性腫瘍など

 

でも多くの下痢の原因は腸内細菌が関係している!!?

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しかし、病気が実際に隠れていないにも関わらず、軟便や下痢が続く方がいます。実際に病気ではないのにどうしてと悩む人は多いです。

下痢が続く方の大半は、腸内環境が非常に悪化しています。そして、善玉菌が劣勢となり、悪玉菌が優勢になっています。

悪玉菌が腸内で大量発生すると、腸の内容物を腐敗物質に変えて、その腐敗物質から、アンモニアや硫化水素などの有害なガスを発生させます。そして、そのガスは体にとって有害であるので、体調不良の原因にもなります。

私たちの腸の温度は、常時約37℃で維持されています。そして食べたものはそこで発酵が行われます。小腸と大腸は約7メートル50センチメートルもある、長い発酵器の役割をはたしています。 ですから体に取り込んだ魚肉類はどんなに新鮮でも腐りやすいので速やかに分解され、排出しなくてはなりません。

しかし腸の働きが悪く、腸のぜんどう運動がしっかりと行われていないと、十分に食べ物が分解されずにいつまでも小腸や大腸に溜めこんでいることになります。そうなると、魚からはヒスタミン、肉からはニトロソアミンなどの毒素が発生します。この毒素が下痢の原因となります。

 このような毒素が排出されないようにするためにも、腐敗菌つまり、悪玉菌を減らし、善玉菌を増やして活発に善玉菌に働いてもらうことが、下痢の原因を防いでくれます

これらの腸内細菌達、特に善玉菌が私たちのためにしっかり働いてくれるために必要な食べ物、腸内細菌、善玉菌のエサをしっかりと与えることが下痢の改善には大切です。

 

腸内環境が良くなると80%の下痢は改善!  

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腸内環境が整っている状態とは、腸内善玉菌の好むエサが十分にあり、善玉菌が悪玉菌よりも優勢に働いていることが大切です。したがって、腸内環境を改善するのに最も大切なことは「野菜中心の生活」を送ることです。

生野菜や生のフルーツには、土壌菌といって、土にある菌が付着しています。これを体内に取り込むと、腸内環境は改善し、免疫力もアップすることが最近の研究にて証明されています。さらにキャベツやゴボウといった食物繊維を豊富に含む野菜を食べることで、善玉菌がエサを吸収でき、活発に働くことができます。

下痢が続く方のほとんどは、腸内環境が悪化しています。ですから、腸内環境をよくするために、野菜中心の食生活を心がけるようにしましょう。

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